今回は「カテ室における薬剤」について講演しました。
お相手は、日本ライフライン株式会社の営業職の方々です。カテ室立ち会い規制➕コロナ禍の訪問規制で、「カテ現場」を知らない若手の営業職が増えています。
講演内容は、虚血性心疾患のOMT(至適薬物療法)とカテ室での薬剤投与について、カテ後の抗血小板療法についてお話いたしました。
参加された方から、「立ち会い中に『アルガトロバン!』て聞こえたら、『??』とならずに『HITだ。これは大変だ!』と思わなくてはいけない。今回の講演はそういう事を教えてもらった。」と嬉しいご感想を頂きました。
また、DESを扱う会社にとって、抗血小板薬、特にDAPT(抗血小板薬2剤併用療法)について関心が高かったです。患者指導でも、DAPTについて説明すると、ほとんどの患者さんが「出血が怖い」と言います。DESを扱う営業職、服薬指導をする看護師も、抗血小板薬について正しい知識を知っておく必要があります。一個一個の薬価までは分からなくても、患者さんが毎回内服薬にいくらお支払いしているのか、医師がどんな考えで抗血小板薬の使い方分けやDAPTの期間を決めているのか、そういう情報を知ることが、これからの看護や営業につながるんだな・・と改めて感じた講演になりました。